トークン化された未上場アンソロピック株がJupiterで取引されており、現在の市場時価総額は8510億ドルに達する。これは同社の直近の資金調達評価額の2倍以上。
これらの合成トークンは、ソラナ基盤のDEXアグリゲーターPreStocksを通じて発売され、2025年10月の1株当たり約122ドルから2026年4月14日には約900ドルへと上昇した。
アンソロピックは2026年2月、ポストマネー評価額3800億ドルでシリーズGラウンドを完了した。Jupiterで示された8510億ドルとのギャップは、IPOの可能性を見越した強気な投資家心理を反映する。
伝統的な未上場株式取引プラットフォームでも同様の傾向が見られる。大手未上場株取引所Hiiveでは、2026年4月14日に1株849ドル超で取引され、オンチェーン価格とほぼ一致している。
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PreStocksのトークンは、実際のアンソロピック株式へのSPVエクスポージャーによって1対1で裏付けされた金融商品。
トークンの保有者は価格変動のエクスポージャーを得られるが、議決権や配当、法的所有権は持たない。これは、BitgetがSpaceX株で展開する未上場株商品と同様の仕組み。
アンソロピックは2026年10-12月期の新規上場を協議中と報じられている。調達額は600億ドル超に上る可能性があり、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどが主幹事争いを繰り広げている。
未上場株市場に接近しているAI大手はアンソロピックだけではない。SpaceXも2026年4月初旬、1兆7000億ドル超の評価額を狙い、SECに非公開申請を済ませた。OpenAIも1兆ドル規模での上場準備を進めている。
3社の同時上場が本格化すれば、市場に新たに3兆ドル超の時価総額が流入する可能性もある。これは過去10年間の米国IPO総調達額をはるかに上回る規模。

