ソラナ(SOL)基盤最大級のDEXアグリゲーターであるJupiter(ジュピター)は2026年1月6日、ソラナ上で準備金型ステーブルコイン「JupUSD」をローンチしたと発表しました。
JupUSDはDeFi(分散型金融)プロトコル「Ethena Labs(エセナ・ラボ)」との協業で設計され、準備金の当初構成はUSDtbとUSDコイン(USDC)で構成されています。
USDtbはエセナが発行するドル連動型ステーブルコインで、米資産運用大手BlackRock(ブラックロック)のトークン化短期国債ファンド「BUIDL」によって裏付けられていると説明されています。
発表によると、JupUSDはジュピターの全プロダクト群に即時統合され、利回り付与型ではないものの、プロトコル内の基軸ドルとして機能する設計です。
同社は、この設計の一環としてJupiter LendにおいてJupUSDを預け入れることで報酬付きトークン「jlJupUSD」が発行され、通常のレンディング報酬に加えプロモーション報酬が付与される仕組みを導入するとしています。
さらに、永久先物取引を支えるJLPプールでは、既存のUSDC担保およびLP残高を段階的にJupUSDへ移行し、ドル流動性を統合する方針が示されました。
ソラナ基盤のDEX「Jupiter」とは
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JupUSDは、スワップ、レンディング、永久先物、リミットオーダー、ドルコスト平均法(DCA)、モバイルアプリ、予測市場といったJupiterのプロダクト全体で共通残高として利用される予定です。
この共通残高設計により、モバイルアプリでは「ワンバランスUX」を実現し、ユーザーが単一のドル残高で複数機能を横断的に利用できる設計と説明されています。
この統合戦略の一環として、永久先物分野ではJLPプールに約5億ドル(約780億円)相当のUSDC担保が存在しており、これをJupUSDへ段階的に置き換える計画が示されています。
JupUSDの準備金管理については、Ethena Labs(エセナ・ラボ)が日次運用を担い、オンチェーンUSDCバッファが十分な場合には償還にも対応するとしています。
セキュリティ面では、Anchorage Digitalの機関向け自己管理型カストディ「Porto」を採用し、コードを完全にオープンソース化したうえで3社による独立監査を完了したことが報告されています。
また、将来的には準備金の一部にEthenaの合成ドル資産USDeを組み入れ、柔軟性や経済効率の向上を図るとしています。
Jupiter(ジュピター)は、JupUSDを通じてプロトコル全体のドル流動性を一本化し、プロダクト間の連携効率を高める計画であり、ソラナDeFiエコシステムの基盤強化につなげる方針です。
代表的なDeFiプロジェクト
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ソラナのオンチェーン金融エコシステムは順調に拡大しており、ネットワーク上のステーブルコイン流通量は約170億ドル(約2.7兆円)、ネットワーク全体のTVL(総ロック額)も約230億ドル(約3.6兆円)に達しています。
ブラックロックなど大手金融機関がソラナ上でトークン化資産を展開する動きもみられ、ネットワークへの信頼も高まりつつあります。
Jupiterはソラナ最大のプロトコルへと成長しており、こうした環境の中でローンチされたJupUSDは、ソラナのDeFi拡大トレンドの一環として位置付けられています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.60 円)
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Source:Jupiter公式X
サムネイル:AIによる生成画像


