世界最大規模のデジタル資産企業であるTether(テザー)は2月2日、ビットコイン(BTC)マイニング業務を大規模に管理、監視、自動化するために設計されたオペレーティングシステム「Mining OS(MOS)」をオープンソース化したと発表した。

MOSはハッシュレートだけでなく、エネルギー使用量、機器の健全性、サイトレベルのインフラを単一の統合システムに集約する。これにより、オペレーターは断片的なソフトウェアスタックに頼ることなく、マイニング環境を包括的に管理できるようになる。

MOSはスケーラビリティ、耐障害性、モジュール性を重視して設計されており、小規模なマイニングから大規模な産業用施設まで対応可能なピアツーピア(P2P)アーキテクチャを採用している。テザーのCEOであるPaolo Ardoino(パオロ・アルドイノ)氏は、自身のXアカウントで、MOSを「家庭用のセットアップから、複数の地域にまたがる産業グレードの拠点まで拡張可能な、完全な運用プラットフォーム」と表現した。

テザーはMOSに加え、MOSの基盤となるフレームワークである「Mining SDK」も発表した。Mining SDKは、開発者がデバイス統合や運用の基本機能を一から作り直すことなく、マイニングソフトウェアを構築できるモジュール型ツールキット。オープンソースコミュニティとの協力により、今後数カ月以内にリリースされる予定だ。

アルドイノ氏は、「マイニング用ソフトウェアスタックをオープンソース化することで、新たなマイニング企業がエコシステムに加わり、運用をカスタマイズし、より公平な立場で競争できるようになる。これは最終的に、ビットコインネットワークのレジリエンスを強化することにつながる」と述べた。

|文・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock

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