ブロワー(ブロアー)は強い風を手軽に送りだせる電動工具で、洗車や落ち葉掃除に活躍します。最近では、マキタ・京セラのほか、コメリやカインズといったホームセンターからも注目の商品が続々と登場。しかし動力に種類があり、大きさも様々であるため、どれが洗車するうえで最強のブロワーなのか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のブロワー27商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのブロワーをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなブロワーは「風が強いうえいつでもどこでも使いやすく、バッテリーのもちがよい商品」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなブロワーを「風が強いうえいつでもどこでも使いやすく、バッテリーのもちがよい商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のブロワー27商品を集め、以下の5個のポイントで徹底検証しました。検証①:風の強さ検証②:動かしやすさ検証③:風速調節のしやすさ検証④:バッテリーのもち検証⑤:静かさ
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車内外の掃除にぴったり。風速が強く、微調節も簡単
マキタの「充電式ブロワ UB185DZ」は、風速が強いうえ微調整も行いやすいため、車内外を丸ごと掃除したい人におすすめ。最大風速は約32.0m/sと非常に強く、風が広範囲に広がるのが魅力。3段階の風速調節機能に加えてトリガーでも風速を調節でき、1m/s以下の弱風も出せます。使用する場所によって風速の微調節が行いやすいため、タイヤ周りや地面に近いところに当てても地面の砂を巻き上げることなく素早く水滴を吹き飛ばせるでしょう。本体の重さはバッテリー込みで約1.91kgと重め。コードレスなのは便利ですが、片手で持ったり高く持ち上げたりすると、重さによる疲労を感じやすいでしょう。また、トリガー固定ボタンがないためトリガーを押し続ける必要があり、動かしにくさを感じました。ノズルは約20cmと長くはないので、車体の周りを移動しながら乾かす必要があります。とはいえ、実際に稼動させると約29分連続して使用でき、バッテリー持ちは良好。普通車1台分の仕上げを十分に行えます。集塵機能もついており、車内の掃除を行える余裕も少しはありそうです。屋内に届く騒音値は約66.9dBと大きめ。低音域が大きく少し気になりますが、中・高音域は小さく、日中であれば屋内の人はそれほど気にならない騒音値といえます。総じて、風速が強いうえに微調整も行いやすいベストバイ。車の掃除をはじめ、さまざまな場面で活躍するでしょう。
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長時間作業に。バッテリーのもちがよく、動かしやすい
DCMホールディングスの「DCMブランド 充電式ブロワー18V BL-180D」は、バッテリーもちが良好で、長時間の作業に使いたい人におすすめです。バッテリーは約27分持ったため、普通車の仕上げを1台分行えるでしょう。集塵機能もついており、車内の掃除にも使えます。本体重量はバッテリー込みで約1.57kgと軽いうえ、オン・オフのスイッチで送風の固定ができるため、長時間持ち続けても疲れにくく安定して動かせるでしょう。しかし、ノズルは約21.4cmと標準的な長さなので、洗車の仕上げでは車体の周りを移動しながら乾かす必要があります。最大風速は約22.5m/sと十分ですが、強い風の当たる範囲が狭いのがネック。洗車の際に水滴を吹き飛ばせるほどの風量はありますが、ノズルを細かく左右に振りながら仕上げる必要があるため、手間がかかる印象です。トリガーでの風速調節はできないものの、スイッチで7段階の風速調節が可能。風速の差は約18.6m/sと十分な幅があるので、使用する場所によって風の強弱をつけやすいのもメリットです。屋内に届く騒音値は約73.3dBと大きく、稼動音は気になる可能性が。作業者や近くにいる人はうるさく感じやすいものの、近隣の住宅と密接していない場所であれば問題なく使用できるでしょう。近隣への音が気になる人には不向きですが、バッテリーのもちがよく取り回しやすいため、長時間作業する人は検討してみましょう。
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使い勝手のよさが魅力。風速調節がしやすく、取り回しやすい
工機ホールディングスの「HiKOKI 18Vコードレスブロワ」は、風速の調節をしやすく取り回しやすいものがほしい人におすすめです。最大風速は約18.4m/sと物足りないものの、風の広がりはまずまず。ノズルを細かく左右に振りながら洗車する必要がないので、効率よく水滴を吹き飛ばせるでしょう。3段階の風速調節に加え、トリガーでの無段階調節が可能。風速調整はしやすいといえます。トリガー固定ボタンがあるためトリガーを握り続ける必要がなく、指に負担がかかりづらい点が好印象。コードレスなので自由に移動できるのも便利です。しかし、本体の重さはバッテリー込みで約1.84kgと重く、腕に疲労を感じやすいのは気がかり。また、ノズルは約17.9cmと短めなので、洗車の仕上げでは車体の周りを移動しながら乾かす必要があります。バッテリーの持続時間は約21分と長く、普通車1台分を仕上げるには十分。バッテリーは、電圧が合えばほかのHiKOKIの電動工具に使いまわせます。すでに14.4V・18Vの電動工具を持っていればぜひ検討してみましょう。屋内に届く騒音値は、約65.2dBと小さくはありません。低・中・高どの音域も音が大きめで、作業者だけでなく屋内にいる人も稼動音が気になる可能性があるでしょう。稼動音や風の弱さは気になるものの、風量調整しやすく取り回しやすいのは魅力。洗車の仕上げに使いたい人はもちろん、HiKOKIユーザーも選択肢に入れてみましょう。
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風速を7段階で調節可能で長いノズルが魅力だが、音が大きい
家電や工具など、幅広い商品を製造・販売しているアイリスオーヤマの「充電式ブロワ」。電圧は18Vで、同メーカーの電動工具の一部と共有可能。持ち手がモーターより上部についているため、操作がしやすいと謳っています。最大風速は約16.1m/sと少し物足りないものの、風もまずまず広がります。トリガーでは風速を調節できませんが、ダイヤルで6段階に調節可能。しかしトリガーが硬いうえ、固定ボタンが搭載されていないため握る力が必要で、疲れやすいと感じました。本体はバッテリー装着時に約1.80kgと、目線の高さにも持ち上げられるほどの重量。ノズルも約60.4cmと長いため、ボンネットの奥の方や車のルーフの奥の方にも風が届くでしょう。バッテリーのもちは約16分と短め。普通車1台分を仕上げるには少し物足りないといえます。屋内に届く騒音値は約69.3dB。低・中・高音域でまんべんなく大きな音で、作業者だけでなく屋内にいる人も気になるような騒音でしょう。
おすすめスコア:4.19(2026/02/05時点)
最安価格:5,980円(2026/02/05時点)
軽量で動かしやすいが、風力と稼動時間が物足りない
カインズが展開する「Kumimoku e-cycle 14.4V 充電式 ブロワ KEC-06」は、シリーズ共通のバッテリーに対応しており、1つのバッテリーを複数の工具で使い回せます。吸引用のダストバッグも付属し、掃除にも使いやすい仕様です。軽さと動かしやすさが特徴で、本体重量は約1.36kgと軽量でした。車のルーフに残った水滴を吹き飛ばすような動作でも扱いやすく、片手でもサッと作業しやすいでしょう。また、動作音は約63.2dBと控えめで、昼間であれば住宅街のカーポートなどで使用しても、屋内にいる人は気にならないレベルです。一方で風力は控えめで、最大風速は約15.8m/sと物足りない印象。風速調節は2段階のみで、ミラーまわりやドアのすき間など、飛ばす強さを調整したい場面ではやや扱いづらさがあります。連続稼動時間は約13分と短く、普通車1台分をしっかり乾かしきるには時間が足りないことがあるでしょう。長時間の作業には向いていませんが、サッと乾かす目的なら十分に使える1台といえます。
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バッテリーがもたないが、かなり軽量で動かしやすい
ビバホームやムサシなど、国内にホームセンターを展開するアークランズのオリジナルブランド「WIZ’A」の「充電式ブロワー」。電圧は18Vで、同ブランドの電動工具と共用できます。最大風速は約17.3m/sと少し物足りないものの、風はまずまずの広がり具合。風速は2段階で調節可能です。トリガーではなくスイッチで風速を調節するタイプなので、トリガーを押し続ける必要がなく連続した作業もラクに行えます。バッテリー搭載時の重量は約1.42kgとかなり軽量で、片手で持ち上げて車の上部を乾かす作業もラクに行える印象でした。ノズルは約22cmと標準的な長さで、車のルーフやボンネットの奥の方には届かないので、周囲を移動しながら乾かすことになるでしょう。バッテリーのもちは約13分と、普通車1台分の洗車の仕上げには物足りない結果に。集塵機能もついていますが、車内の清掃を洗車のついでに行うようなバッテリーの余裕はないでしょう。屋内に届く騒音値は約61.0dBで周波数も全体的に低く、テレビや会話とほぼ変わらない大きさ。屋内の人もそれほど気にならない稼動音です。
おすすめスコア:4.18(2026/02/05時点)
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細かく動かしづらいが、バッテリーのもちが魅力
電動工具を取り扱うメーカーAbedenの「充電式ブロワ」。電圧は18Vで、マキタのバッテリーを使用できます。今回の検証では18V・6.0Ahのバッテリー(BL1860B)を使用しました。最大風速は約16.9m/sと少し物足りなく、あまり広範囲には広がりません。トリガーでのみ風速の調節が可能。ノズルは約23.2cmと標準的で、バッテリー装着時の重量は約1.74kgで取り回しやすい大きさです。トリガー固定ボタンはないため、安定した風速を保とうとすると疲れを感じやすいでしょう。一方で、バッテリーは約37分と非常に長くもちました。普通車の仕上げを1台分行えるだけでなく、タイヤの砂を払ったり、車内を清掃したりする余裕もあるでしょう。屋内に届く騒音値は約66.2dBですが、低・中・高音域の全体でとりわけ大きい値もないため、昼間なら屋内の人はそれほど気にならない騒音値です。
おすすめスコア:4.14(2026/02/05時点)
最安価格:13,800円(2026/02/05時点)
バッテリーがもたないが、風が強く水滴を飛ばしやすい
サンワサプライはパソコン周辺機器・オフィス用品を主に取り扱うメーカー。サンワダイレクトはその直営店で、オリジナルの家電なども展開しています。ほかのブロワーに多い集塵機能はありませんが、「ブロワー 200-CD084」はモバイルバッテリーやLEDライトとしても使用できるバッテリーを動力としているうえ、スタイリッシュなデザインであることが大きな特徴です。最大風速は約24.1m/sで、送風口付近からの風も強いうえ、非常に広範囲に風が広がります。トリガーはなく、風速調節はダイヤル式調節機能のみ。ただし無段階に風速を調節できるうえ一定の風速で弱風を出すことが可能で、長時間細かい部分を掃除したり水を飛ばしたりしたいときでもハンドルを握り続ける必要がなく、疲れにくいといえます。本体重量はバッテリー・ノズル込みで約1.73kg。手元に重心がありバッテリー部分は重く感じられるものの、片手でも十分操作し続けられると感じました。風量が一定で片手で持ち運べるため、車のルーフ部分の水の吹き飛ばしにも向いているでしょう。ノズルは取り外しを行うことで2段階に長さを変更でき、最長約62.2cmと長め。特徴的な平たい形状も、広い面の水滴を吹き飛ばしやすく洗車向きのブロワーといえるでしょう。ただし連続使用可能時間の実測値は11分47秒と短く、夏場はブロワーだけで乾かすことは難しそうです。屋内まで届く騒音値は約61.2dBと騒音値としては小さいものの、人間の耳では聞こえにくい低音域が大きいため、気付かぬうちに不快な気分になってしまうこともあるでしょう。
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風の強さはトップレベル。コード式なので動かしにくい
マキタの「ブロワ MUB400」は、風の強さがトップレベル。最大風速が約25.1m/sと、上位にはおよばないもののかなり強力で水滴が残りにくいといえます。風の広がりもよく、ノズルを振らずとも水を飛ばせるでしょう。風速はダイヤルで無段階に調節できるのもポイント。風速の差ははっきり感じられ、洗車から庭の落ち葉掃除まで用途に合わせて使い分けられるでしょう。トリガー固定ボタンがあり、使用中に指が疲れにくいことも利点。一方で、コード式なので自由度は低く、上位商品と比べたときの動かしづらさは否めません。コンセントが近くにある場所でなければ使えないうえ、ノズルも約21.8cmと長くないので、車のルーフの水滴を吹き飛ばす際などは取り回しに苦労する可能性があります。重量も約1.83kgと重めです。パワフルなぶん、屋内まで届く騒音値は約67.9dBとやや大きいことも気になりました。部屋の中にいる人にも聞こえるレベルの稼動音なので、使う時間帯は選んだほうがよいでしょう。とはいえ高水準の風力は魅力的。音の大きさやコード式の取り回しにくさを許容できる人であれば、力強い風を生み出すこの1台が選択肢に入るでしょう。
おすすめスコア:4.08(2026/02/05時点)
最安価格:10,191円(2026/02/05時点)
風は強く調節しやすいが、重く動かしにくい
大手電動工具メーカーであるマキタの「ブロワ 無段変速」は、給電方式がコード式で消費電力は600Wで小型のドライヤーや電子レンジほどのレベル。コードの長さは約5.5mです。最大風速は約30.2m/sと強く、1点に集中するような風で広がり方はまずまず。トリガー部についているダイヤルで、風速の微調整が無段階で可能です。しかしコードがあるため取り回しにくい印象。延長コードを接続する場合は水がかかってショートしないように十分注意しましょう。トリガー固定ボタンも搭載されていますが、本体重量が約1.98kgで、車のルーフなど目線より高いところに持ち上げ続けると疲労を感じる重さ。ノズルは約20.0cmと短めで、車のルーフやボンネットの奥の方には届かないので、周囲を移動しながら乾かすことになるでしょう。屋内に届く騒音値は約65.2dB。人間が聞き取りやすい800Hzまでの騒音値が大きく、うるさいと感じやすいような稼動音だといえます。
ガイド:市山佳乃(マイベスト 暮らしと趣味の商材担当)


