ビリトン・ダイヤモンドとトークン化企業Ctrl Altは提携し、10億AED(約439.4億円)を超える認定研磨済みダイヤモンドをトークン化するプロジェクトを開始した。
対象となるダイヤモンドはUAEに保管されている在庫で、XRPL(XRP Ledger)上でトークンとして発行される。
このプロジェクトは、従来は流動性が低いとされてきたダイヤモンド取引を、より迅速かつ透明な形へと転換し、世界中の投資家が参加しやすい形にすることを目指している。
両社はXRPLを基盤に、物理的なダイヤモンドをブロックチェーン上で管理可能なデジタルトークンへと変換する仕組みを構築。トークンには証明書データ、所有権記録、在庫情報がオンチェーンで紐づけられており、原産地やグレーディング(※ダイヤモンドの品質基準「4C」判定)、取引履歴をリアルタイムで検証できる。資産の保護には、リップル(Ripple)社のエンタープライズ向けカストディ技術が採用されている。実在庫に裏付けられたトークンを安全に管理しながら、迅速かつ低コストでの移転を可能にする構成だ。
ビリトン・ダイヤモンドの共同所有者であるジャマル・アクタル(Jamal Akhtar)氏は、トークン化によってダイヤモンドが流動性の低い資産から、透明性が高く投資可能なデジタル資産へと変化すると説明した。さらに、メーカーやトレーダーの運転資金サイクルを短縮し、グローバル市場への参加を後押しする点を強調している。
今回の取り組みは、UAEにおける研磨済みダイヤモンドの機関投資家レベルのトークン化パイプラインとして位置付けられている。Ctrl AltのMENA地域のロバート・ファーカー(Robert Farquhar)CEO(最高経営責任者)は、同社のトークン化技術が、研磨済みダイヤモンドの供給に伴う複雑さと規模に対応するための堅牢なインフラを提供すると述べた。
トークン化されたダイヤモンドの流通拡大には、ドバイ仮想資産規制局(VARA)の承認が必要となる。承認が得られれば、トークンはプライマリー市場および将来的なセカンダリー市場での取引が視野に入る。一方で、償還の仕組みや最小取引単位、個々のダイヤモンドの価格設定といった詳細は現時点では明らかにされていない。
ドバイはDMCC(ドバイ経済特区)の支援のもと、現実資産トークン化に向けた環境整備を進めており、本プロジェクトは中東で最大規模の現実世界資産トークン化の取り組みの一つと位置付けられている。
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