Xは主要な方針転換として、暗号資産およびギャンブルを有料プロモーション禁止産業リストから除外した。これによりインフルエンサーやKOLは、プラットフォーム上で合法的に暗号資産コンテンツを収益化できるようになった。
この変更は、少なくとも2024年6月から継続していた禁止措置の事実上の撤回である。
ローン、投資サービス、暗号資産を含む金融商品全体のカテゴリが、Xの広告ポリシーから削除された。
ギャンブルもリストから除外された一方、医薬品、タバコ、武器、減量関連の業界などが新たに追加された。
プラットフォームの新たな有料パートナーシップ枠組みは、インフルエンサーに報酬を受け取るプロモーションの開示を義務付けている。
有料パートナーシップとして作成された投稿には「Paid Partnership」ラベルの表示が必須となる。インフルエンサーは、FTCの推薦・証言規制を含む適用法令順守にも責任を負う。
一方、Xの新方針では有料パートナーシップと通常広告を区別している。有料パートナーシップで禁止された内容が、X広告では認められる場合もある。
この方針転換に対し、暗号資産業界の反応は分かれている。暗号資産プロモーション復活を歓迎する声も上がった。
しかし全体が肯定的というわけではなく、アナリストのベンジャミン・コーウェン氏は、今回の変更が暗号資産インフルエンサーのビジネスモデルにどのような意味を持つかを指摘した。
同様にルーン氏も施行面への懸念を示した。プラットフォームが現在、暗号資産のプロモーション(シリング)を行うユーザーを、開示の有無を問わず一斉に禁止している点を指摘。その見解では、今回の動きが今後のCrypto Twitter規制強化の足がかりになるという。
一般的なセンチメントとしては、今回の方針変更がX(旧Twitter)における暗号資産マーケティングの再構築につながる可能性があるとの見方が強い。従来はインフォーマルなプロモーション主体だった暗号資産インフルエンサーも、今後は戦略の転換が求められる。
同時に、ブランド側は開示規則を厳守することで、より明確かつ合法的なキャンペーン展開が可能となる。
今回のアップデートは即時適用される。創作者の収益化と規制遵守の両立をX側が目指す姿勢の表れである。
今後プラットフォームがこれらの変更に対応する中で、透明性と適切なラベリングがXにおける暗号資産マーケティング成功の中核となる見通し。

