グレースケールのリサーチ責任者ザック・パンドル氏は11日、公式コラムで、ビットコイン
BTCの価格が安定の兆しを見せる一方、投資家心理は依然として深く落ち込んでいると分析した。データはグラスノードおよびグレースケールによる3月8日時点のものを使用している。
アルタナティブ・ドットミーが算出するビットコイン恐怖・強欲指数は、3月8日時点の30日移動平均で10を記録した。2022年半ば、テラ/ルナ崩壊直後以来の最低水準である。同指数は市場・ファンダメンタルズ指標を複合した投資家心理の指標で、直近の高出来高を伴う売り圧力、ビットコインドミナンス(BTC優位性)の上昇、ボラティリティの高まりが反映されている。
ビットコイン恐怖・強欲指数(30日移動平均)とBTC価格の推移(2018〜2026年)。出所:Glassnode・Grayscale Investments、2026年3月8日時点
2018年以降で同指数が15を下回ったのは3回のみ。2018年12月と2020年4月はいずれも局所的な安値圏に近いタイミングだった。一方、2022年5月の低下後はFTX破綻を経てさらに下落し、底打ちには至らなかった経緯がある。
ビットコインの30日間実現ボラティリティは3月4日に83%に達し、2025年平均の40%を大幅に上回った。パンドル氏は分析の結論として「価格は安定しているが、投資家心理はまだ安定していない。これほど落ち込んだ市場心理は、長期的な観点でデジタル資産への配分を検討する投資家にとって、魅力的なリスク・リワードと一致する可能性がある」と述べた。
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