MEXC:異常取引行動の取り扱いポリシー

#アカウントとセキュリティ設定

1. 概要

 
取引活動を適切に管理し、市場の健全な運営と公平性を確保するため、MEXCは取引状況を監視し、異常な行動を特定して対応します。異常な取引行動が確認された場合、MEXCは異常取引への対応手続きを開始し、関与したユーザーに対して適切な管理措置を講じることがあります。
 

2. 異常取引行動の特定

 
ユーザーの行動は、以下のいずれかに該当する場合、異常取引行動と見なされます:
 
1) 自己売買または同一の実質的支配下にあるアカウント間での取引を繰り返し行い、複数回にわたり取引相手となる行為(自己マッチング)。これには、1つ以上のアカウント間で同一または関連する資金源を使用する場合や、同一IPアドレスからのアクセス、同期した取引パターン、市場価格を操作する目的で仮装売買やマッチング取引を行うアカウント、さらに共通の支配下にあるアカウント間での反復的な取引などが含まれますが、これに限定されません。
 
2) 頻繁な日中の注文の発注および取消で、取引価格に影響を与えたり、他の市場参加者を誤解させる可能性のある行為。
 
3) 日中の複数回にわたる大口注文の発注および取消で、取引価格に影響を与えたり、他の市場参加者を誤解させる可能性のある行為。
 
4) 特定の取引商品(MEXC先物または現物取引を含むが、これらに限定されない)において、1日に開設された取引回数が取引所の定める日中の取引上限を超える場合。
 
5) アルゴリズム取引手法を用いて注文を執行し、MEXCのシステムの安全性や通常の取引秩序に影響を与える可能性のある行為。
 
6) 不正な意図をもって行われる取引行動で、MEXCが合理的に市場操作や市場乱用の疑い、または実際の行為があると判断する場合。これには以下の行為が含まれますが、これに限定されません:
  • 現在の市場価格から著しく乖離した執行価格で取引を行い、不当な利益を得る行為。
  • 市場操作を目的として、その他の手段で市場価格や市場の深さに意図的に影響を与える行為。
  • MEXCの価格設定メカニズムやその他のシステムの脆弱性を悪用して不当な利益を得る行為。
  • 不正な利益を得る目的で、市場活動の虚偽の印象を作り出したり、市場行動を歪める異常な仮装売買を行う行為。
 
7) 複数アカウントによる協調行為で、二つ以上のアカウントが共通の管理下にある、または密接に関連しており、取引行動を同期または調整することで市場操作や市場乱用に該当する場合。このような場合、MEXCは総合的な証拠に基づき、当該活動をまとめて評価・対応することがあります。
 
8) MEXCがその他の異常取引行動と判断した場合。
 

3. 異常取引行動への対応

 
MEXCにおける取引の健全性を保護するため、ユーザーが上記の異常取引行動のいずれかを行った場合、MEXCは事前通知なしに当該アカウントに対して以下の措置を講じることがあります:
1) ユーザーに対し、取引活動に関する報告書の提出を求める。
2) MEXC公式ウェブサイトへのアクセスを制限、停止、または終了させる。
3) 新規ポジションのオープンを制限する、保有ポジションの決済期限を設定する、または強制決済を行う。
4) アカウントの入出金を制限する。
5) アカウントを閉鎖し、残存資産を没収する。
6) 取引所の業務規則で認められるその他の措置を講じる。
 

4. 免責事項

 
MEXCでの取引に参加するユーザーは、適用される法律・規制および取引所の業務規則を遵守する義務があり、その取引活動の正当性はMEXCによる監督および監視の対象となります。ユーザーはこれに応じて、自身の取引行動を適切に管理することが求められます。
 
MEXCは、異常取引行動に対して、当該異常取引アカウントの全取引活動の制限を含むがこれに限定されない、公正かつ法的に認められるあらゆる措置を講じる権利を留保します。本規則違反の疑いに起因して生じるいかなる経済的損失についても、MEXCは一切の責任を負いません。