2025年10月以降、暗号資産市場は大幅な下落局面を迎え、時価総額が減少し、市場全体の活動も鈍化した。ここ数週間で小幅な回復が見られるものの、市場は依然として過去のピークを大きく下回っており、勢いの弱さが続く。
こうした状況下で、リチャード・テンCEOは暗号資産の成長余地について、より規模の大きい伝統的市場と比較することで、その可能性の大きさを示した。
X(旧Twitter)への投稿で、テンCEOは業界で根強く議論される「暗号資産はどこまで成長する可能性があるのか」という問いに言及した。同氏は、暗号資産の導入拡大が見込まれる各分野のアドレッサブルマーケット(潜在的市場規模)に注目した。
金融サービス分野だけでも約360兆ドルの規模があり、世界の決済市場はおよそ7880億ドル、SNS分野も2080億ドルという市場機会がある。
これと比較して、現在の暗号資産取引所の評価額は約550億ドルにとどまる。テンCEOは、これらの市場への浸透が限定的であっても、業界拡大に大きく寄与するとの見方を示した。
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このチャートの数値によれば、現状で暗号資産取引所が金融サービス市場に占める割合はおよそ0.15%にすぎない。テンCEOは、念頭に置く導入水準について具体的に示していない。
仮に金融サービス、決済、SNS分野で1%のシェアを獲得したとすれば、市場規模は3700億ドルとなる計算だ。この数値は、現状の暗号資産取引所の約550億ドルと比べて約7倍となる。
ただし、アドレッサブルマーケット全体が必ずしも実際に狙える市場と一致するわけではない。規制整備やカストディインフラ、さらに暗号資産が機関投資家から信頼を獲得できるかどうかが、市場拡大の鍵を握る。
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